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「ピーナッツの種類と特徴」会津のピーナッツ農家が解説!アイヅピーナツマート

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「ピーナッツの種類と特徴」会津のピーナッツ農家が徹底解説!

粒が大きく、油分の多いクリーミーな味わいが特徴の会津産落花生はこちら!

「大先輩に感謝」皆さま初めまして、福島県会津地方で豆菓子屋がこだわり過ぎてピーナツ農家になってしまった「松﨑健太郎」です!
これから私がピーナツの事色々話して行くので宜しくお願いします!

まず会津で初めて作る時、「ピーナツってどんな種類があるんだろう?」と思い、様々な品種を調べました。
調べてみると、種類がなんと1600種類以上あり、大きく分けると4種類、バージニア、ランナー、スペイン、バレンシアと分かれます。

その中でも大粒のバージニアの分類が研究され、今でも日本で作られる落花生になったようです。
マメ科亜科ラッカセイ属(一年草)原産地は南アメリカ大陸で、日本では1706年に、東アジア経由で南京豆という小粒の品種が伝来したが、今多く栽培されているのは、1871年に神奈川県の渡辺慶次郎氏が、自分の畑に蒔いたのがスタートで、その後1876年には日本政府が、アメリカより導入し関東を中心に広がったとされています。
この品種が改良され「ナカテユタカ」という今でも多く作られている品種の一つとなっています。

当時、渡辺慶次郎先輩が育てた時、周囲にはバカにされたらしいです。
いつの時代も最初は笑われるもんですね。
私も会津で始めた時、あっ今でも、なぜ落花生を会津で栽培してるのと笑われます。

それでも渡辺先輩は販売を確保する為に焙煎した落花生を、地元旅館に試食を依頼したみたいで、「客は喜んだが、座敷が汚されて困る」という逸話が残っているそうです。
その後明治10年に横浜の駄菓子に、0.4リットル袋入りにして販売され盛況となり、まさに落花生商売の始まりでもあった訳ですね。今の私があるのも全て渡辺慶次郎先輩が栽培を初めて商売までにしてくれたお陰です。

改めて感謝です!!

次回は、沢山の品種の中からどの品種を選び、会津で栽培していったかをお話ししたいと思います!


この記事を書いた人
松﨑健太郎(まつざき けんたろう)

1975年、福島県喜多方市生まれ

創業当初は、幅広く事業を手掛けてきたが、取引先の地元農家との交流を重ねる中で、かつての会津地域の名産品であった「豆」に着目。2004年より豆菓子の製造販売を専門的に手掛ける。
2010年には、会津地方の農家とともに「会津豆俱楽部」を立ち上げ、会津産落花生の契約栽培を展開。買い取り価格を固定価格とし、農家の経営安定を後押ししながら、加工品の製造・販売を強化。こうした取組が軌道に乗り始めたころ、東日本大震災・原発事故が発生。栽培を断念する農家が多い中で、諦めずに協力してくれる農家と共に栽培・加工を継続し、生産物の徹底した検査により安全性を確保。こうした堅実な取組が評判を呼び、県外からも商品購入希望が寄せられるようになる。